主演俳優が脚本を兼ねると、
説得力が生まれる!?
~「ロッキー」1976年製作~
第49回アカデミー賞の作品賞・監督賞・編集賞
シルベスター・スタローン主演・脚本で自らもアメリカンドリームを体現した「ロッキー」の中で、ご存知の人も多いと思いますが「有名なシーン」がありますね。
この映画は、当時無名だったスタローンが映画会社に自ら書いた脚本を持ち込んだ。会社側は、有名スターを主演にして(ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、アル・パチーノの名が上がる)高額な脚本料を提示したが、自分自身が主演も兼ねることに固辞して、脚本料は提示額より格安になり製作費も低予算で撮影に臨んだ。
有名なシーンとは「朝起きて、トレーニング前に卵を一気飲みするシーン」ですね。
このシーンは自ら脚本を書いて主演をしないと、、なかなかできません(汗)
生卵を5個割ってグラスに落とし僅か数秒で一気飲みしますが、もはや「演技」を超えてるね。。何気なく飲んでいますが相当の気合いが必要で、飲み干した後に白身をトレーナーに垂らしたり思わず「ゲップ」が出るのもリアルですね。有名スターでしたら演出に対して発言力があるので、このシーンは断っているかもしれないし、監督が撮影前にこのシーンだけカットしているかもしれません。
と!思いきや...実は裏のウラがあって・・
ロッキーが生卵を飲むシーンはアメリカの観客は悲鳴やブーイング飛び出た。海外の生卵は危険であり、食中毒の可能性もある。海外では生卵につくサルモネラ菌で食中毒の危険性もあり、生の卵を加熱もせずに食べるのは自殺行為でありえない映像だからだ。実際にスタローンはこの撮影を嫌がり、特別ボーナスを得たらしい。危険を承知で試合に挑むタフガイなボクサーと印象を強くする演出であるとともに、映画と同じく当時は貧乏で俳優として無名だったスタローンが命がけで生卵を飲んでいたということが、スターを目指している姿とオーバーラップしているように見えてくる。
低予算ゆえに・・
- エキストラには、節約のためスタローンの家族や友人達が出演している。弟のフランク・スタローンは序盤に登場する街頭で歌を歌って屯する若者達の一員として、父のフランク・スタローン・シニアはゴングを叩く役として出演した。スタローンの愛犬・バッカスも出演。
- メイク代を節約するために、負傷したロッキーの特殊メイクを少しずつはがしていくことで、最終ラウンドから第一ラウンドへと逆方向に撮影する変則的なやりかたをとった。
☆そんなことを知り感じながら、もういちど映画「ロッキー」を観れば、さらに面白く味わい深いものになるかもしれませんね^^
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