『男はつらいよ 第1作』
昭和44年公開
世の中からはみ出した
同じアウトローだが・・
任侠映画が全盛期だったころの健さんみたいな完璧なヒーローではなく、格好悪くても今も輝き続ける愛すべきヒーローと言えば間違いなく車寅次郎こと『フーテンの寅』だろう。
これ「続・男はつらいよ」(2作目)の予告篇なんだけど、いつものセリフ(口上)のとこで自分の事"寅ちゃん"って言ってるよ〜🤣www#続・男はつらいよ#男はつらいよ・予告篇#渥美清 pic.twitter.com/YticHn6ihk
— shinoblox (@BLOXstyle) November 17, 2021
目次
時代が呼んだ..
新しいヒーロー像だった
初めは任侠映画のパロディだと思っていたが、
「男はつらいよ」が登場した昭和44年(1969年)は、高度経済成長期がピークになって安定期に入ったころ人々の暮らしは豊かになると同時に、無理をして走って来たために豊かな社会に歪みが現れ、管理社会が強まることによって、世の中がなんだか息苦しくなりはじめた。
「いざなぎ景気」で活況の中、学生運動も盛んな時代に若者が任侠映画に出てくるアウトローに憧れを抱いたころ、一風変わったアウトローとして「寅さん」は誕生した。
世の中からはみ出した気ままな旅を続けるテキ屋風情の渡世人。社会の慌ただしい生活にどこ吹く風とばかり自由気ままな旅暮らし、それが窮屈な暮らしをしている人間には羨ましく見えた。
毎回、登場するマドンナとの恋のドタバタ劇も見どころのひとつで、特に初期の作品ではフラれかたも半端なく、笑いを誘うところも何故か共感を呼ぶのが魅力のひとつとなっていく。
柴又という町を見つけ、
そこに暮らす昭和の家族
この作品の成功の一因は「東京の片田舎」柴又という町を見つけ出し、寅さんの故郷にしたということだ。もう一つの要因は実際にいるのか分からないが、テキヤという稼業をしながら全国を旅する車寅次郎という人物を設定し、それが実に魅力的に見えた。さらに渥美清という類まれな俳優が演じたのも見逃せない。当時は渥美清と車寅次郎は同一人物じゃないかと思えたほど適役だった。
映画『#男はつらいよ』第一話(1969年)
自分にとって「男はつらいよ」のどの回が一番好きなんだろ?と何往復もしてしまうのだが(笑)
やはり第一話だけは別格だな、と「桜が咲いております」で始まるオープニングを見る度に思ってしまう。 pic.twitter.com/VQxZDmK95D
— shinoblox (@BLOXstyle) May 24, 2021
森川信演じる、初代おいちゃんとの喧嘩は初期の作品の名物だった。
そこに暮らす昭和のあの懐かしい家族、寅さんとおいちゃんは親子ではないが...取っ組みあいの喧嘩をする親子は今はあまり見られない。しかも数日たてばお互いにケロっとしていてあと腐れがないのがいいね。
昭和世代の人は懐かしい
【1969年の流行語】
Oh!モーレツ!
それをいっちゃー、おしまいよ🤠
ニャロメ
あっと驚くタメゴロー
オヨビでない
公開当時の興味深い出来事
この年にシリーズを通して寅さんの大好きな(笑)岩倉具視の新500円札が発行される。
アポロ11号の月面着陸★
昭和44年1969年7月20日。人類として初めて月を歩いたアームストロング船長の「これはひとりの人間には小さな一歩だが、人類にとって偉大な飛躍である」というメッセージはよく知られる
今も記憶に残る映画体験・・
当時...面白い映画があるからと高校時代の友人に誘われ、池袋にあった『松竹直営館』でシリーズ初期の男はつらいよシリーズ特集を初めて観て病みつきになった。そのなかでも第8作『寅次郎恋歌』では、あの伝説の写真コール「笑ってえ~」「泣いてえ~」のシーンは観客の笑い声で場内が揺れたのを今でもはっきりと憶えている。「笑ってえ~」「泣いてえ~」のあとの台詞が笑い声て全く聞こえなかったよ。
さらに高羽哲夫カメラマン撮影の地方の美しい風景の映像は、久しく帰っていない自分の故郷を思い出した観客がいたのか「鼻をすするような泣き声」さえも聞こえてきた。
まとめ・・
男はつらいよシリーズの寅さんは恰好悪いアウトローだが「観ると元気がわいてくる、日本という国に生まれて良かった!」としみじみと感じることができる国民的ヒーローだよね!
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あの時代のスターにもう一度!会いたいよね!
その知られざる素顔も!
昭和感満載のテレビアニメ^^
『男はつらいよ』第1作は、『サザエさん』が放送開始された年でもある。現時点で放送年数56年を迎える長寿番組で世界で最も長く放映されているテレビアニメ番組としてギネス世界記録を保持している。
【昭和】という時代に浸るには・・『サザエさん』に会えばいいよ^^
4コマ漫画202本と昭和の101の事物を貴重な当時の写真101枚で解説..🎵