大スター吉永小百合をマドンナに迎えた9作。吉永をいかに美しく撮るか?に力点が置かれており、演出・脚本ともに華やぎのあるお伽話のような楽しい作品。初期寅さんの荒々しさは作品ごとに少しづつ変質し、本作ではいよいよ”愛される寅さん”の領域に達している。
見どころ
銀幕の大スター 吉永小百合登場!
「映画情報1967年1月号」から、今日の一枚。
念頭を飾るのは小百合ちゃん。 pic.twitter.com/I4Cf1bSPHn— TnkAk (@tnkak1966) May 14, 2022
シリーズ中もっともマドンナという呼称がふさわしいマドンナ❣
たとえば、美しい調べの「歌子のテーマ」にのせて、歌子と寅さんが花摘みに興じて戯れるメルヘン風のシーンがある。仮に他の女優が演じたら、凡庸かあるいは無残で見てはいられないシーンになっても不思議ではないが、吉永小百合が演じるとその魅力がさらに輝きを増す。
2代目おいちゃん松村達雄は本作より出演・・
山田洋次と渥美清は、TVドラマ版からおいちゃん役を演じた森川信の死去で正直このシリーズも終わりだと思っていたとか..松村達雄自身もオファーがあったときに「とても森川さんのようにはやれない」と断っていたが山田監督が自宅に日参して口説き落とし2代目おいちゃんとして登場。寅さんとの掛け合いには漫才のような面白さがありキャスト変更によるパワーダウンは感じられず、さすが名優だと証明した。
国鉄は1970年10月に個人旅行拡大キャンペーンを開始
1970年代、ディスカバージャパン・ブームに乗って、若者たちが「日本再発見」を目的に、さかんにグループ旅行を楽しんだ。OLや女子大生の間では、雑誌「アンアン」「ノンノ」を片手に、一人旅や少人数旅行が流行、“アンノン族”と呼ばれた。歌子たちもまさに“アンノン族”。
柴又慕情 1972年
お客さん、乗りますか、出ますよ
駅員に声を掛けられると
冒頭/夢シーンから覚めて
一両だけの気動車にあわてて乗り込む赤とクリーム色のツートンカラーの車体が
田園風景の中を走っていく
💡「尾小屋鉄道のバケットカー」 pic.twitter.com/tIlfyom4HD— しなふく📡「昭和」エンタメなニュース発信局 (@sinafukudoa) September 14, 2023
お馴染みの写真コール「バタ〜」から急接近!
因みに本家の御前様は、語尾を下げるけど寅さんのバタ~⤴は語尾を上げるんだよね^^
#世界写真の日
「男はつらいよ 柴又慕情」渥美清、吉永小百合、高橋基子、泉洋子 pic.twitter.com/GEiZSXFeyz— jun (@jun_lmhs) August 19, 2020
京福電鉄 東古市駅/寅さんと歌子たちの別れ
別れ際、寅次郎と会えたことで今回の旅が楽しくなったと、歌子が土産として買ってあった焼き物の鈴をお礼として渡す。そんなこともあって、寅次郎ははるか年下の歌子に強く心惹かれてしまう。
著名な小説家だが家のことは何もできない父親
歌子の父親役を演じた宮口精二さん。
頑固一徹の作家という役柄だったが口をキッと引き結んで、今や作家でもあれくらい作家らしい人はいないでしょう..
みどりやマリに情報を聞いた歌子が訪ねてくる
いざ歌子が訪ねてくるとその眩しさ✨に胸が高鳴り、しどろもどろになり緊張して間が持てずに店の草団子をこねくり回す。
さらに「季節の変わり目は体が・・」と姑息な咳をする寅さんお馴染みの子芝居をする🤣
柴又駅でさくらと寅さんに見送られる
こんな楽しい思いをしたことはないわ、また来る約束をする・・
とらやのお茶の間の団らんに今までに味わったことのない温かさを感じる。
柴又駅のホームでの撮影🎬
後方に人だかりが…
そりゃ、生の小百合ちゃん…
見たいよね。『柴又慕情』1972年 pic.twitter.com/4m930IjTA6
— しなふく📡「昭和」エンタメなニュース発信局 (@sinafukudoa) August 23, 2023
ですねえ^^
食い入るように見てます😆— しなふく📡「昭和」エンタメなニュース発信局 (@sinafukudoa) August 24, 2023
哀しき流れ星・・☆彡
流れ星を見ながらの失恋というロマンチックなシーンにも顕著なように、作品全体が「吉永小百合姫」を中心とするお伽話のような趣である。
聞かなきゃよかった・・
『柴又慕情』1972年 pic.twitter.com/o9vKRtUQKn
— しなふく📡「昭和」エンタメなニュース発信局 (@sinafukudoa) October 5, 2023
源ちゃんが陰に隠れて聞いちゃいましたよね😂
— しなふく📡「昭和」エンタメなニュース発信局 (@sinafukudoa) October 6, 2023
ロカビリー歌手の平尾昌晃が歌謡曲に転向😭
守屋浩の僕の恋人 東京へ 行っちっちも・・😭— しなふく📡「昭和」エンタメなニュース発信局 (@sinafukudoa) October 5, 2023
『寅さんの名言』となる自由への憧れ・・
歌子が寅さんと出会い、立ち直って、
結婚を決意する・・切ない結末。〇夏空を見上げて..寅さんがこう言います。#吉永小百合 #柴又慕情 https://t.co/vgLdG4ey7K
— しなふく📡「昭和」エンタメなニュース発信局 (@sinafukudoa) November 3, 2022
山田洋次は役者の個性やイメージにあわせて脚本を書く
吉永小百合をマドンナに迎え、山田監督の創作意識は「吉永小百合をもっとも美しく見せる映画とはどんなものか?」というテーマに向かったようだ。
本作のテーマはズバリ「吉永小百合」といっても過言ではない。吉永小百合の純情可憐な魅力が最大限に弾ける楽しい作品だ。
≫ブルーレイディスクについて≪
- 画素数を比べると、DVDは35万画素、ブルーレイは207万画素。
- そのため、臨場感あふれる映像が楽しむことができます。
- DVDなどに収録されている音声データよりも大容量となるかわりに
クリアで高音質な音響が楽しめます。
『DVD』★HDリマスター版がおすすめです^^
・映像が非常に綺麗で寅さんの旅先の風景も美しく堪能できます^^
・このDVDの最大のメリットは『特典映像』が豊富でシリーズの名場面集や撮影風景が楽しめます。
『 動画配信サービスとブルーレイの比較 』
動画配信サービスは月額費用がかかるが・・
- テレビやスマホでも見れ、「ディスク」も無い。
- だから保管スペースが不要。プレーヤーも要らない。
- 外出先でもスマホで観れる。
- 映画「男はつらいよ」シリーズ以外の他の作品も視聴できる。
- これは映画好きにはたまらないですね。
一方、ブルーレイは・・
- コレクションできる楽しさがある。
- 商品は買い切りなので追加費用は不要。
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